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意外によくあるねんざや打ち身・・・昔ながらの知恵で対処しよう!

生活で便利な知恵
意外によくあるねんざや打ち身・・・昔ながらの知恵で対処しよう!

ねんざや打ち身というとスポーツをする方が悩む症状と思っている方もいるかもしれませんが、スポーツを特別やっていないという方にとってもねんざや打ち身というのは身近な症状です。

何もないところでつまづいてしまってねんざになってしまうということもあるでしょうし、転んでしまったときに受け身を取ったら打ち身になってしまったということもあるでしょう。
自分自身がどんなに気を付けていても、他の人に巻き込まれる形でねんざや打ち身になってしまうこともあります。
ねんざや打ち身というと「そのうち治る」と放置する方も多いようなのですが、放置したことによって症状が悪化してしまうというケースも少なくありません。
そうならないためにも、ねんざや打ち身になってしまったときの基本的な応急処置や昔ながらの知恵というものを知っておきましょう。
ここでは、ねんざや打ち身になったときの基本的な応急処置と昔ながらの知恵をご紹介していきたいと思います。

基本的な応急処置

ねんざや打ち身のときの基本的な応急処置についてです。
もし、ねんざや打ち身で痛みがあまりにもひどい、怪我をしたところがグラグラして安定しないという場合には、靭帯が切れている可能性があります。
こういう場合にはすぐに病院へ行くようにしましょう。
軽く手首や足首をひねってしまったというくらいであれば、まずは動かさないようにすることです。
特に、手首や足首のねんざや打ち身の際には手首や足首をグリグリと無理に回してしまう方も多いでしょう。
そういうことは絶対に避けておきたいものです。
できるだけ動かないようにしつつ、冷湿布で冷やしていきます。
早い段階で冷やしておけば、ねんざや打ち身による腫れというものを抑えていくことができますし、治りも早くなるでしょう。
痛みがあるうちは、動かさないことと冷やすことに専念しましょう。

小麦粉と酢の湿布

小麦粉と酢の湿布ということですが、知らない方にとっては想像もつかないような対処法でしょう。
やり方は簡単ですし、ちょっと楽しめる部分もあるかと思います。
まず、ボウルに小麦粉100gほどを入れます。
その中にお酢を少しずつ加えていって、だいたい耳たぶくらいの柔らかさになるまで練っていきます。
この練る作業はなかなか楽しめるのではないでしょうか。
練ったものをガーゼに1cmほどの厚みで塗っていきます。
ガーゼの部分が外側に来るようにして、ねんざや打ち身をしてしまった部分にペタリと貼っていきます。
このままでは汚れてしまうのが不安な方も多いかと思います。
そういう場合には、ガーゼを貼った上からラップやビニールでくるんで、さらに包帯を巻いておけば汚すこともないでしょう。
なぜ小麦粉と酢の湿布がいいのかというと、お酢の持つ引き締め効果です。
というのも、お酢は皮膚や細胞を引き締めてくれますので、ねんざや打ち身の際の腫れを抑えてくれるのです。
湿布が乾く頃には、ねんざや打ち身で感じていた痛みもだいぶ引いているのではないでしょうか。

サトイモの湿布

若い方にとってはサトイモの湿布というのは、想像もつかないでしょうし、見聞きしたこともないでしょう。
しかしながら、ご年配の方にとってはもはや定番の方法といえるかもしれません。
ねんざや打ち身の際には、昔からよく使われていた方法です。
では、さっそくサトイモの湿布の作り方についてご紹介していきましょう。
まずは、サトイモを2個用意します、
2個のサトイモをひげ根が少し落ちるくらいまで、よく洗っておきます。
よく洗ったサトイモは皮ごとすりおろしていきます。
次に、ショウガを15gほどすりおろしていきます。
これを先ほどすりおろしたサトイモと混ぜていきます。
さらに、小麦粉を120gほど加えて、練っていきます。
ガーゼに練ったものを1cmほどの厚さに塗って、ティッシュを挟んでからねんざや打ち身をした部分に貼り付けていきます。
その上からラップなどでくるんで、包帯で固定していきましょう。
ちなみに、肌の弱い方は、サトイモ湿布を貼る前に椿油やゴマ油を塗っておきましょう。
湿布が終わったら石鹸で綺麗に洗い流しておきます。
これがサトイモ湿布というものになります。
湿布としてしばらくするとべたべたした水分が出てくるのですが、これはねんざや打ち身による腫れの熱を吸収した証拠です。
4時間から5時間を目安に取り換えるのですが、もし嫌なにおいがしてきたらすぐに取り換えましょう。
ねんざや打ち身の対処法として紹介していますが、実は他にも五十肩やリウマチなどでも大活躍してくれる方法です。
その実力は「湿布の妙薬」と言われるほどですので、是非実践していきたいものです。