わかってもらいにくい更年期障害 昔の知恵はすごかった

昔の知恵で更年期障害の不快な症状を緩和しよう

更年期の期間は閉経前後の10年。大体45~55歳の間と言われています。

女性ホルモンのバランスが大きく乱れ、ほてり・冷え・動機・不眠・片頭痛・吐き気・めまい・イライラ・倦怠感と、なんと50種類以上の不快な症状に見舞われます。

一生に放出される女性ホルモンの量は、実はティースプーン1杯程度。

このごく少量のホルモンが減少・消滅してしまうことで、体のバランスが大きく崩れてしまうとは、人間の体はとても繊細です。

一つ一つの症状は命に関わることのない「本人が我慢すればよいもの」に思われるかもしれませんが、毎日風邪と二日酔いとイライラと緊張状態と……と辛い状態が10年も続くのは、酷なものです。

子供や夫にわかってもらえず、ただひたすら辛い思いをする前に、大昔からこの更年期と戦ってきた先人たちの知恵を借りましょう。

倦怠感にはニンニクショウガ酒

ニンニク酒

50種類以上あると言われている更年期障害の症状の中で、最も多くの人に起こると言われているのが「倦怠感」。

確かに、軽い風邪をひいたり、貧血を起こしたりといった、どのような病気になっても真っ先に起こるのが「倦怠感」。

そんな倦怠感に効果的なのが、体内の栄養素を人間のエネルギーに変換してくれる成分『スコルジニン』と、疲れを癒してくれる最大の栄養素ビタミンB群の働きをさらに高めてくれる『アリシン』が豊富に含まれています。

ここに血行を良くするショウガを加えることで、疲労回復とともに不眠や冷え性の改善に役立つ、更年期障害にお勧めのニンニクショウガ酒を作ることができます。

【ニンニクショウガ酒の作り方】

  1. ニンニク50gを用意し、皮をむいて細かく刻みます。
  2. そしてニンニクと同量のおろしショウガも用意し、氷砂糖300gとニンニクとショウガを合わせて広口瓶に入れて、ホワイトリカーを注ぎます。
  3. これであとは2か月ほど放置して完成。

一応お酒ではあるので、弱い人は少量で、問題のない人は大体20mlを目安に毎日飲んでみましょう。

飲むと体がホカホカし、寝つきも良くなるうえに、手足が冷えているのに頭が熱いという、ホットフラッシュも和らぎます。

なにより、ニンニクの力で倦怠感が徐々になくなっていくでしょう。

山芋のすりおろしで若返りを

とろろ

山芋は「精がつく」として昔から男性の知恵薬として愛用されてきたイメージがありますが、男性の生殖能力を高める=ホルモンバランスを整えるという点からも、もちろん女性の更年期障害にも効果があると期待されています。

山芋には『ジオスゲニン』という成分が入っているのですが、これは若返りホルモンデヒドロエピアンドロステロンという、ちょっと長い名前の成分と構造が似ているため、体内で同じ働きをするのです。

また、山芋には血糖値を下げる働きのある『ムチン』や高血圧を防ぐ『コリン』など、更年期障害以外の不調を改善してくれる成分がたくさん入っています。

ちなみに、山芋に含まれるこれら成分は残念ながら『熱に弱い』ため、薬効を得るにはすり下ろして食べるのがベスト。

山芋は日持ちしますので、毎日10センチくらいをすりおろして、ご飯にかけて『とろろご飯』として食べるとよいでしょう。

イチジクでホルモンの補給を

イチジク

更年期障害は昔は『血の道症』という名で呼ばれていました。
(詳しくは、更年期障害だけではなく、月経や妊娠などでホルモンバランスが崩れた時に現れる症状全般を指す言葉です)

この血の道症は江戸時代以前から多くの人々に認識されている症状であり、医師などは研究したりして漢方もたくさん開発されてきたのですが、古くからある、医者のいない地方でも認識されていた治療法は「イチジクを食べること」。

イチジクはクワ科の果物で、汚れた血を浄化する作用があると信じられてきたのですが、現代では、イチジクには女性ホルモンの一つである、エストロゲンと同じ作用をする植物性のエストロゲンが含まれていることがわかり、それが更年期障害の緩和につながっていたのだとわかりました。

イチジクは日持ちしない果物なのですが、ジャムやドライフルーツにしても同じ効果が得られますので、常にこうしたイチジクの食品を置いておき、おやつなどで少量ずつ毎日食べるようにしてみましょう。

 

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