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日本人の原点「お米」のスーパーパワーを知ろう!!

健康の知恵袋
日本人の原点「お米」のスーパーパワーを知ろう!!

DNAに組み込まれた日本人の食の原点「お米」を食べ尽くそう

アジア圏の中でも特にお米を愛するのが「日本」。

お米は麦や他の穀物に比べて栄養価がずば抜けて高く、「完全栄養食」として日本人、アジア人の人口増加の手伝いをしてきました。

近年では食の西洋化によりパスタやパンなどを食べる人も増え、ダイエットの為にとお米を抜いた食生活を行う人も増えてきてしまいました。

しかし、縄文時代から食べられてきたお米は、活動のエネルギー源であり、食物繊維やビタミンB1も豊富。

今では逆に西洋などで日本のお米が「健康的でヘルシー」と評判になり、好んで食べられるようになってきています。

そんなお米のスーパーパワーや豆知識、そしておすすめの食べ合わせ食材をご紹介します!!

お米の主な成分と効果

ごはん

【お米の主な栄養素】

  • 炭水化物
  • タンパク質
  • 食物繊維
  • カリウム
  • ビタミンB1

【お米に期待できる効果】

明治初期。日本にやってきた外国人が雇った人力車の車夫(人力車を引く人)を見て、「お米ばかり食べていては力が出ないだろう」と優しい気持ちでお肉ばかり食べさせてあげたら、逆に力が出なくなり「お米を食べさせて欲しい」と車夫が懇願した……という有名な話があります。

これは、ベツルの日記というものに書かれていた話だそうで、当時の車夫は「玄米のお握りと梅干し、大根の味噌汁とたくわん」だけで、1日50㎞もの距離を走っていたとは驚きです。

もちろん、真偽のほどは目で見たわけではないので断言できませんが、それでも粗食であった日本人の身体を支えてきたのはお米だったのです。

そんなお米ですが、炭水化物を豊富に含んでいることはご存じのとおり。

胚芽を残した玄米と、胚乳のみの白い「精白米」とに分けられますが、どちらも胃腸を丈夫にし、消化吸収機能を回復させる効果があります。

また、糖質を含んでいる為イライラを和らげる効果もあり、玄米に関しては、ビタミンB1・食物繊維が豊富に残っているため、疲労回復はもちろんのこと、便秘解消の予防にも役立つ、ダイエット効果のある食材だったのです。

お米の選び方と保存方法

お米の旬は8月下旬~11月。

ですが、お米は長期保存が可能であるため、いつでも安定して市場で購入することが出来ます。

もちろん、長期保存が可能とは家、精米してしまったお米は時間の経過と共に参加して美味しくなくなってしまうので、長期保存を考えている場合は玄米の状態で保存するようにしましょう。

また、白米は酸化や感想を防ぐ為に密閉容器に入れて、湿気のない冷暗所に置きましょう。

お米を食べる虫を予防するためにも、市販の虫除けを入れても良いのですが、もっと手軽に済ますには「鷹の爪」を2~3本そのまま米びつに入れると良いでしょう。

ただし、鷹の爪から種が出てきてしまうと、お米に辛い種が紛れ込んでごはんが辛くなってしまうこともあるので、注意しましょう。

米びつ

お米と+αでよい食材!!

【+「鶏肉」で胃腸を整える】

中華粥

消化吸収を促すお米に、胃腸を温める鶏肉をプラスすることで、胃腸風邪や、胃の調子が悪いときにすんなり食べられる、薬膳おかゆができます。

作り方は簡単で、お米半合に対して、鶏もも肉を2~3切れ、できたらこれもお腹を温める機能のある「ショウガ」の輪切りを1切れ。

これらを炊飯器に入れて、お水をおかゆ設定に入れて炊飯するだけ。

塩を軽く振りかけて食べれば、食欲のないときでも食の進む美味しくて胃に優しい鶏肉粥ができます。

中国や台湾などでは、胃に負担がかかりやすい朝食時に出すことが多い薬膳料理です。

【+「ゴマ」で滋養強壮お握り】

ゴマお握り

疲れているときや、頑張らないといけないときには、ご飯にゴマを振りかけるだけで滋養強壮お握りに。

ゴマのビタミンB1がお米の糖質の代謝を高めてくれるため、よりエネルギー効率がよくなり、疲れを取ってくれるのです。

しばしば畑仕事をする労働者のお弁当の俵握りに、ゴマをまぶした俵握りが入っているのを見かけたことがあるかもしれませんが、あれも理に叶った食べ方だったのです。

実はあった「お米」アレルギー

麦などに反応してしまう「小麦アレルギー」というのはよく耳にするかもしれませんが、じつはお米にもアレルギーを持つ体質の人がいます。

特に玄米を食べると胃が痛くなったり、アレルギー症状が出やすくなったりすることが多く、体質に合わないと思ったら無理せず白米を食べるようにしていきましょう。

また、玄米は白米よりかは消化率が悪いため、胃が弱い方や、年配の方、そして子どもは避けるようにしましょう。