ヒゲから芯から「トウモロコシを全て使う」昔ながらの知恵

夏の定番トウモロコシは全てを使えるスーパーフードだった!!

夏と言えばトウモロコシ。

一昔前は丸ごと蒸しておやつにしたり、海やお祭りで「焼きトウモロコシ」として子どもも大人も楽しんでいた夏の風物詩ですが、今ではコーンスープや缶の中に入っている粒々のコーンしか知らない子どももいるほど。

TV等でも「トウモロコシを手軽に食べられる100均器具!!」と評し、トウモロコシの芯からトウモロコシを切るようにして取ってしまう器具の紹介をしたりと、ちょっと勿体のない食べ方をされてしまっています。

ヒゲや芯など、トウモロコシは食べられる場所が少ないように感じますが、実は「ヒゲ」も「芯」もトウモロコシは捨てることなく使える、栄養豊富な食べ物だったのです。

そんなトウモロコシの余すことなく使える裏技を、昔ながらの知恵から勉強してみましょう。

トウモロコシの栄養

米・麦に並ぶ世界三大穀物の一つであるトウモロコシ。

野菜に分類すべきか、穀物に分類すべきか少し迷うポジションではあるものの、実はトウモロコシは穀類に分類されるほど、主成分の炭水化物が多いのです。

炭水化物が多いと言われると、ダイエット中の女性は敬遠してしまいそうですが、他の穀物に比べミネラルやビタミン類が豊富で、疲労回復やむくみ解消にも最適。

また、食物繊維も多いので、実はダイエット中方にこそ食べてもらいたい穀物だったのです。

トウモロコシ

【トウモロコシに含まれる栄養と効果】

  • 炭水化物……エネルギー源となる栄養素で、疲労回復に役立ちます。
  • 食物繊維……トウモロコシの粒の皮は不溶性のセルロースなため、便秘解消にうってつけ。サツマイモの焼く4倍もの食物繊維が含まれています。
  • ビタミンB1……糖質の代謝を促します。
  • ビタミンB6……タンパク質の代謝を促します。
  • ナイアシン……血流を改善します。
  • ビタミンE……量は多くはないのですが、抗酸化作用の高いビタミンEも盛っています。
  • カリウム……むくみ解消・高血圧予防
  • マグネシウム……便を軟らかくして便秘解消に役立ちます。
  • 鉄分(亜鉛や銅など含む)……白米の約8倍の量の鉄分を含有し、貧血予防に役立ちます。
  • アミノ酸……体液のバランスを整えるアミノ酸の一種のアスパラギン酸を持っています。
  • リノール酸……コレステロールを下げる作用があります。

このように素晴らしい栄養素を持ち合わせているトウモロコシ。

芯やヒゲまで食べられるとしたら……食べるに越したことはありません!!

トウモロコシを食べるときは切らずに「剥いて!!」

トウモロコシの粒を切り取ろうとすると、芯について残ってしまう「粒の付け根」。

ここは「胚芽」と呼ばれる部分で、リノール酸やビタミンB群、食物繊維や鉄分など、トウモロコシおすすめの栄養素が一番多く含まれている部分なのです。

なので、表面の粒だけ食べても炭水化物を摂取しているだけで、トウモロコシを食べている利点があまりなくなってしまいます。

ですのでトウモロコシを食べる際は、「切らず」に、輪切りに下トウモロコシの縦2列の粒を付け根から外していき、そこから各列を親指で剥くようにして、粒を綺麗に取って食べて生きましょう。

芯も捨てずに有効利用

トウモロコシの芯

そして、残ってしまった「芯」の部分は、多くの人は捨ててしまいがちですが、トウモロコシの芯には「甘み」と「栄養素」がまだまだたくさん残っています。

芯の中央部分の、サクッと柔らかい部分を、子どもの頃に噛んだり吸ったりしたことがある人はわかるかもしれませんが、トウモロコシの芯には出汁のような甘さがたくさん含まれています。

ですので、トウモロコシの芯は3㎝くらいの長さで輪切りにしてお湯で湯がいて出汁にしたり、ご飯と一緒に炊き込むと、トウモロコシの粒を入れていなくとも味がしみ出て、「トウモロコシご飯」になりますので、ぜひ、最後まで有効利用してください。

なにげに栄養のある「トウモロコシのヒゲ」

トウモロコシのヒゲ

トウモロコシを丸ごと1本買ったときにちょっと邪魔なのが、トウモロコシの先端から生えている「ヒゲ」。

ですが、このトウモロコシのヒゲにはアレルギー予防効果があり、実は「玉米鬚(ぎょくべいしゅ)」「もしくは南蛮毛(なんばんもう)」と呼ばれる、「漢方薬」なのです。

トウモロコシのヒゲにはカリウムが豊富に含まれており、体内の余分な水分や塩分を排出してくれたり、コレステロールを下げる作用があるので、捨ててしまっては勿体ない部分だったのです。

もちろん、食べられる部分なので、安心して食べてください!!

トウモロコシのヒゲの食べ方

【トウモロコシご飯】

  1. トウモロコシのヒゲを実から外し、色が変わっている部分を切り落とします。
  2. みじん切りにして、芯やトウモロコシの粒を入れたお米と一緒に炊飯器に入れ、炊きます。
  3. できあがったら、芯は取り除き、トウモロコシの粒と芯をご飯と混ぜ合わせて完成。

【トウモロコシのヒゲ茶】

  1. 適当な長さに切ったトウモロコシのヒゲをキッチンペーパーなどの上に乗せ、2~3日天日干し西桝。
  2. 乾燥したら保存袋に入れて保存します。
  3. 飲むときは、お湯を注いで2~3分蒸すと薬効が高まり、甘みも増えたコーン茶になります。

コーン茶

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