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昔ながらの入浴剤で寒い冬を乗り越える知恵

生活で便利な知恵
昔ながらの入浴剤で寒い冬を乗り越える知恵

寒い冬に身体を温める身体にもお財布にも優しい入浴剤の紹介

寒い日本の冬は、気候の関係で乾燥までしてしまいます。
入浴剤には身体を温める機能の他、肌の乾燥を防ぐ、肌を潤わせる、そしてリラックス効果をもたら事がわかっています。

そんな入浴剤ですが、肌に直接触れるものなのでできる限り自然に近く、そして、毎日使う者なので、お財布にも優しいものが理想ですよね。

今回は、そんな入浴剤を昔ながらの方法で用意するやり方をご紹介します。

冬の入浴剤と言えばこれ!!「柚子風呂」

柚子風呂

まずは、有名な「柚子風呂」から。

冬至に柚子風呂に入ると1年風邪をひかない……と言われるほど、柚子に身体を温める効果があります。

【柚子風呂の効能】

  • 発汗
  • 解熱
  • 疲労回復
  • 血行促進
  • 美肌効果

江戸時代からの冬至の週間で、柚子風呂には「運を呼び込む」「邪気を払う」という意味があったのですが、現代でも「クエン酸やビタミンCによる、美白効果やあかぎれ予防」「リュウマチや神経痛の症状緩和」「ストレズ改善」が期待される入浴法として知られています。

【柚子風呂の入り方】

柚子1~2個を軽く洗い、洗濯ネットに入れて湯船に浮かべだけ。

切っても良いのですが、肌が敏感な方はピリピリしてしまったり赤くなってしまうこともあるので、注意してください。

お湯の温度は39~40度とぬるめがおすすめ。

【柚子風呂の注意事項】

柚子にはビタミンCが豊富に含まれているため、ゆず湯を浴びた後に紫外線を浴びると日焼け、シミ、ソバカスの原因になりかねません。

ゆず湯には夜入るようにしましょう。

また、柚子を切ったり、お風呂の中で揉んだりした場合、刺激成分が出て肌が赤くなったり、ピリピリすることもあります。
果肉や種が風呂釜の配管に入って詰まる可能性もありますので、ご注意ください。

最高のリラクゼーション「ヒノキ風呂」

ヒノキ風呂

温泉とと言うと思い浮かべるヒノキ風呂。
これも自宅で簡単に味わうことができます。

【ヒノキ風呂の効能】

  • リラックス効果
  • 殺菌効果
  • 血行促進
  • アトピーにも効果的

ヒノキには強い防虫・殺菌効果があります。
そのため、ニキビやアトピーなどにも効果があると言われ、美肌効果が期待できます。

また、森林浴というリラクゼーション法があることからわかるとおり、ヒノキの香りには高いリラックス効果があり、副交感神経への切り替わりにより、安眠効果もあると言われています。

【ヒノキ風呂の入り方】

ヒノキ風呂は、露天風呂などのヒノキのお風呂でないと入れないと思われがちですが、入浴剤も使わず、温泉にも行かず、家でヒノキのお風呂を楽しむ方法があるんです。

ヒノキは優れた木材でもあり、その木材を採るために削りカスがよく出ます。

ですので、大きなホームセンターなど、材木を扱っているお店では、ヒノキ玉といって、ヒノキの木っ端を丸くした物や、カンナでヒノキを削ったときに出た削りかすなどが、非常に安く袋に入れられて売られていることが多いのです。

そうしたヒノキの木っ端を購入し、洗濯ネットなどに入れて、お風呂を沸かす際に浮かべておくだけで、自宅でヒノキ風呂が楽しめるのです。

【ヒノキ風呂の注意事項】

ヒノキの削りかすや、木っ端はそれ自体は花粉等を持ち合わせていませんが、重度のヒノキアレルギーの方は、アレルギー症状を起こすこともありますので、アナフィラキシーショックを避けるためにも、不安がある場合は止めておきましょう。

お肌に優しく女子ウケ最高「牛乳風呂」

牛乳風呂

かのクレオパトラも愛していたという「牛乳風呂」。
自宅でやるには少し難易度が高いと思われがちですが、注意点を心得ておけば結構気軽に楽しめます。

【牛乳風呂の効能】

  • 角質除去
  • 美肌効果
  • リラックス効果
  • むくみ改善
  • 冷え症改善
  • 安眠効果

牛乳に含まれる「カゼイン」という成分は、肌の余分な角質を除き、肌を柔らかくしてくれます。

また、牛乳にはカリウムが含まれているので、身体の余分な塩分(ナトリウム)を排出してくれる事によって、むくみ改善などにも役立つと言われています。

そして、何より、牛乳の乳脂肪分が肌に膜を張り、熱の放出を押さえてくれることによる冷え症改善効果が魅力的です。

【牛乳風呂の入り方】

温度は少しぬるめの38~40度に設定し、1度に500mlの牛乳を入れましょう。

500mlは少ないのではと思われますが、浴槽が気になる、臭いが気になる、初めて、という場合はこれくらいで十分です。
馴れてきたら1Lまで入れても大丈夫です。

低脂肪牛乳でも可能ですが、乳脂肪分が少ない為効果は薄れます。

牛乳風呂の際はせっかくなので、長湯をして身体に成分を浸透させましょう。

【牛乳風呂の注意事項】

  • 牛乳アレルギーがある方は止めておきましょう。
  • 臭いがどうしても気になる場合は、ミルク系の入浴剤を入れると臭いが消えます。
    (少し勿体ないのですが)
  • 多少古い牛乳でも飲むわけではないので大丈夫ですが、あまりに古いのは止めましょう。
  • 入浴後はすぐに掃除をしましょう。特に、追い炊きをすると風呂釜が故障する可能性もあります。