更年期障害に効果的な昔ながらの知恵薬
 
			更年期というのは、閉経前後の10年間のことを指します。
 女性ホルモンであるエストロゲンのバランスが崩れ、ほてりや冷え、動悸、不眠などのさまざまな不調が起こります。
更年期障害で「ある日突然涙が出て驚いた」といったエピソードを語っていた女優さんもいらっしゃいます。
 誰にでも起こり得る更年期障害だからこそ、しっかりと対処していきましょう。
 ここでは、更年期障害に効果的な昔ながらの知恵薬についてご紹介していきたいと思います。
ニンニクショウガ酒

更年期障害の症状というのは、50種類以上あるといわれています。
 その中でも多くの方が経験するのは、倦怠感です。
 ニンニクといえば、言うまでもなく疲労回復の代名詞です。
 ニンニクのパワーを借りて、元気を取り戻しましょう。
 ニンニクには体内の栄養素を無駄なくエネルギーにしてくれるスコルジニンという成分、疲れを取るのに欠かすことのできないビタミンB群の働きを高めてくれるアリシンが含まれています。
 ショウガの血行促進のパワーと一緒に薬酒とすれば、不眠症や冷え性にも効果的な知恵薬となります。
では、ニンニクショウガ酒の作り方についてご紹介していきたいと思います。
まずは、ニンニク50gほどを用意します。
 ニンニクの皮をむいて、細かく刻んでおきましょう。
 次に、おろしショウガを50gほどと刻んだニンニク、氷砂糖300gほどを口の広いビンに入れていきます。
 そこへ35度のホワイトリカーを1.8リットルほど注いでいきます。
 これを2か月ほど冷暗所で保管しておけば、ニンニクショウガ酒の完成です。
 20mlほどを目安にして、毎日飲むようにしてみましょう。
 お酒が苦手な方は無理にニンニクショウガ酒を飲む必要はありませんが、もしお酒を飲むのに体質的な問題がないのであればチャレンジしてみるといいでしょう。
イチジク

更年期障害という名前や概念が作り出されたのはわりと最近のことです。
 こういった名前や概念が生まれる前には、「血の道」という言葉が使われていました。
 血の道の女性が食べるといいとされてきたのがクワ科の果実であるイチジクです。
 イチジクは汚れた血を浄化するパワーを持っているとされてきました。
 イチジクは、体の中で女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをする植物性エストロゲンというものを含有しています。
 そのため、イチジクを食べることによって更年期障害の改善が期待されるのです。
 おいしいイチジクなのですが、その難点はやはり日持ちしないことです。
 しかしながら、日持ちのしないイチジクであってもジャムやドライフルーツという形にすれば長持ちしますし、その薬効も変わることがありません。
 継続してイチジクを摂取するということを考えれば、日持ちするジャムやドライフルーツを生活の中に取り入れていくようにしてみましょう。
 イチジクというのは、女性の美容や健康をサポートする商品に多く含まれています。
 知らず知らずのうちにイチジクの薬効に助けられていたということもあるかもしれません。