むくみに効果的な昔ながらの知恵薬

むくみが起こると、さまざまな問題が生じます。
むくんでいる日はなんとなく体がだるいということもあるでしょうし、いつもは入るはずの服が入らないということもあるでしょう。

体重が増えてしまって落ち込んでしまうこともあるでしょうし、見た目にも太って見えるのでそれだけでテンションが下がってしまうということもあるでしょう。
むくみというのは、皮下組織に体の水分がたまりすぎている状態のことを指します。
深刻な内臓疾患ではなく、塩分のとり過ぎなどが原因のむくみの場合には、昔ながらの知恵薬が効果的です。
ここでは、むくみに効果的な昔ながらの知恵薬についてご紹介していきたいと思います。

スイカ糖

スイカ

野菜に塩をふると、野菜の水分がしみ出してきます。
当たり前のように目の当たりにしている現象なのですが、実はこれと同じ現象が人間の体でも起こるのです。
塩辛いものを食べ過ぎてしまうと、体の中の塩分濃度が高まります。
塩分濃度が高まると、細胞や血管の外に必要以上の水分がしみ出すようになります。
これでむくみというものが発生するのです。

スイカといえば、夏のフルーツです。

夏のフルーツとして根付いたのは明治時代のことなのですが、それ以降、人々はむくみを解消する食材としてもスイカをいただいてきたのです。
過剰な水分と塩分を体の外に排出してくれるカリウムと血行を促進してくれるシトルリンが含まれていますので、尿の量を増やしてくれるのです。
スイカの旬が過ぎてしまってもその薬効を取り入れられるように生み出されたのがスイカ糖というものになります。

では、スイカ糖の作り方についてご紹介していきましょう。

まずは、スイカ1個のしぼり汁を用意します。
これを鍋に入れて、弱火にかけて煮詰めていきます。
焦げないように水飴状になるまで煮ていきます。
煮終わったら密閉できる容器に入れて、冷蔵庫で保存しておきます。
大さじ1杯を適量のお湯に溶かして、これを1日に3回飲んでいきましょう4.
ちなみに、1杯が1回分です。
意外に保存がききますので、一度作ってしまえば1年ほどは大丈夫です。
毎年夏にスイカ糖を作るようにしておくといいかもしれません。

麦茶

むくみというのは、塩分の過剰摂取だけではなく、血行不良によっても起こるものです。
体の老廃物というのは血液に乗って運ばれ、腎臓や肝臓で分解されていきます。
ただ、血行が悪化してしまうと老廃物が行き場をなくしてしまいます。
その老廃物が皮下組織にたまっていき、むくみとなってしまうのです。
夏のドリンクといえば、やはり定番は麦茶です。
ほんのりと甘く、香ばしい感じが特徴の麦茶なのですが、麦茶にはアルキルビラジンという成分が含まれています。
この成分は血液をサラサラにしてくれます。
そのため、同じ量の水を飲んだときよりも麦茶を飲んだときのほうが全身の血流がよくなっていくのです。
その効果も持続します。
麦茶にはタンニンカフェインが含まれていませんので、むくみに悩んでいる妊婦さんでも安心して飲むことができます。
麦茶は思っている以上に素晴らしいドリンクなのです。

トウモロコシのヒゲ茶

トウモロコシのヒゲというと捨ててしまっている方も多いのではないでしょうか。
実は、トウモロコシのヒゲというのは生薬の世界では、「南蛮毛」と呼ばれる強力な利尿剤として知られています。
カリウムを豊富に含んでおり、江戸時代からむくみに悩んでいた妊婦さんが愛飲してきたのがトウモロコシのヒゲ茶です。
2日ほど陰干ししたトウモロコシのヒゲを15gほど用意して、600㎎ほどの水でその水の量が半分になるまで煎じていきます。
1回あたり100mlを朝昼晩に飲んでみましょう。
ほんのりと甘味を感じるのですが、スッキリとした味わいでとても飲みやすいお茶です。
カフェインも含まれていません。
ちなみに、南蛮毛の南蛮というのはオランダのことを意味しています。
ヒゲを薬とする知恵というのは、江戸時代にオランダから伝えられたそうです。
欧米では「コーンシルク」と呼ばれていて、やはり同じように利尿剤として使われています。
トウモロコシのヒゲの利尿作用というのは、全世界共通なのです。
捨てるにはもったいなさすぎる部分だったのです。

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