平安貴族も愛していた「ザクロ」の女性においしい昔の知恵

女性ホルモンに嬉しい『ザクロ』はそれ以外にもおいしい栄養がたくさん入っていた!?

ちょっと食べにくいけどおいしいザクロ。

最近ではザクロそのものを売っているのは見かけなくなり、ザクロジュースなどとして売られていることが多くなってしまいましたが、30年ほど前は時期になるとザクロが八百屋の店先に売られており、それを女性たちはこぞって購入していました。

このザクロ、歴史自体はとても古く、約5000年前からペルシャ地方で栽培されており、『ベールの陰のこめかみはザクロの花(4:3、7:7)』など、旧約聖書にもザクロの描写が書かれているほど。

このザクロがシルクロードを通って、中国に伝わり「紅一点」の語源となった「万緑叢中紅一点(一面緑の草むらの中に紅い一輪のザクロの花)」という言葉が生まれ、日本には平安時代に伝わりました。

当時の日本では、食べることもしたのですが、どちらかというと観賞用としてザクロが割れて赤い実が零れる様を楽しんでいたようですが、ザクロは古代の医学書にも登場するほど、大昔から健康と美容によい食べ物として愛されていました。

ザクロのスーパーパワーは美だけにあらず

ザクロ

ザクロが女性の美容によいと言われている理由は、抗酸化作用のあるポリフェノールがたくさん含まれているため、老化防止によいとされているほか、女性ホルモンと同じ構造の「エストロゲン」が豊富に含まれているため。

そのため、美肌効果はもちろん、更年期障害、骨粗しょう症、アルツハイマー、抜け毛対策、白髪予防によいとされて、今も昔も女性に愛されているのです。

そして、ザクロには潤いの性質があるため、喉の渇きをいやしたり、咳や気管支炎、喉のカスレなどを改善する効果があります。

そのほか、コレステロール値を下げたり、動脈硬化予防、高血圧予防、そして、ザクロの渋みには下痢や血便に効果的と言われており、まさに天然の薬。

それもこれも、カリウムやビタミンC、ナイアシンやパントテン酸が多く含まれているとうこともあるので、旬の9月~11月は出来る限りザクロを楽しむことをお勧めします。

生で食べるだけじゃない「ザクロ」のおすすめ食べ合わせレシピ

ザクロは、ジュースで飲むか、割って中の種の周りの果肉を食べるというイメージしかないと思いますが、意外にも食事として食べたり、他の食材と組み合わせて食べるとおいしく、栄養価が上がることが分かっています。

血液サラサラを目指すなら……「+玉ねぎ&オリーブオイル」で

サラダ

ザクロは甘みと酸味があるため、実はサラダにしてもとてもおいしい食材。

血液サラサラで有名な玉ねぎのすりおろしと、コレステロールを下げる効果のあるオリーブオイルをザクロのしぼり汁と合わせることで、最強の血液サラサラドレッシングの完成。

甘酸っぱいので、少量の塩味を足したら、グリーンサラダにかけるだけで、いつもと違うゴージャスなサラダになります。

ガン予防にもおすすめ……「+キャベツ」

ジュース

「キャベツとザクロ!?」と驚かれるかもしれませんが、意外と相性の良い2つ。

ザクロには抗がん作用があると言われているのですが、キャベツにも「ニンニクに次ぐがん予防効果」があると言われています。

その2つを合わせることで、おいしく、ガン予防を期待した1品になります。

ザクロドレッシングをキャベツにかけて、サラダとして食べても良いのですが、青野菜は量を食べたいところ。

ザクロのしぼり汁の中とキャベツを合わせ、ミキサーでジュースにして、ガッツリ飲めるようにしてしまいましょう。

もし、飲みにくいと感じた時は、リンゴを加えることで甘みが増し、喉ごしも良くなります。

ザクロの皮は食べてはいけない毒だった!?

毒

美容にも健康にもおすすめのザクロですが、実は、ザクロには食べてはいけない部分があります。

あの「南国少年パプワくん」などでも有名な、漫画家の柴田亜美さんも危険な状態になったことで有名な「ザクロの皮」。

ザクロの赤い実には毒性はないのですが、ザクロの皮には渋い果汁が含まれているのですが、そこには昔サナダムシの駆除に使われていたほどの成分がある「ペレチエリン」が含まれていたのです。

このペレチエリン、少量なら薬になるのですが、多量に口にしてしまうと、下痢・吐き気・目増し・中枢性運動障害というまるで麻酔をされたように筋肉が動かなくなる症状に襲われてしまいます。

柴田亜美さんは、包丁で皮をはぐのを省略し、歯で皮を引きはがしてしまい、大量のザクロの皮に含まれているタンニンを口にしてしまったため、この毒症状に襲われてしまったのです。

このタンニンは少量でも子供にあげる場合消化不良を起こすこともありますので、子供にはあげる場合は赤い実の部分のみを少量あげるだけにとどめておくようにしましょう。

もちろん、大人が食べる際も皮は包丁で切れ目を入れて、皮をむいて食べるようにしましょう。

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