食べ物がおいしくなる時期はしじみで肝機能を高める昔の知恵

肝機能といえば「しじみ」の意外な効果もクローズアップ

「しじみ~しじみっ」

江戸時代では、現代でも想像するならば移動式の豆腐屋さんや焼き芋屋さんのように、しじみ売りが当たり前のように街を練り歩き、しじみの量り売りをしていたそうです。

しじみはカルシウムや鉄・銅が豊富に含まれており、体に溜まった余分な熱を冷まして、解毒する作用があるため、夏の熱中症対策(夏バテ対策)や二日酔いなどの肝機能関係への効果かなり高いと昔から言われていました。

そのため、夏の風物詩である他、冬の忘年会新年会などの鍋シーズンでもよくしじみの味噌汁が飲まれていました。

現代でもしじみはアルコールを分解する能力があり、吐き気予防にも良いとしてインスタント味噌汁の具として人気です。

また、しじみに含まれる豊富な鉄分は、貧血気味の人にもお勧めです。

そんな今も昔も日本人の肝臓を支えてきたしじみ。

あなたは正しく食べられていますでしょうか?

今回はしじみのおすすめの食べ合わせから、正しい砂抜きのやり方まで、ここを読めば江戸時代のしじみ売りもできるほどのしじみの知識を提供いたします!!

しじみのシーズンは年2回!?

シジミ汁

私達が日常的に食べているのは「ヤマトシジミ」という、昔からの種類のしじみなんですが、ヤマトシジミには土の下にもぐって栄養を蓄えたコクのある、冬の『寒蜆』と、産卵期を迎えてしじみがまるまると肥える、夏の『土用蜆』という、2つのシーズンがあります。

特に夏のしじみは『腹グスリ』と呼ばれており、タウリン・アラニン・グリコーゲンなど肝臓の働きを助けてくれる作用のある成分が豊富で、また、肥えた身にカルシウム・鉄・亜鉛・マグネシウム、さらにはビタミンB12とB2がたっぷり入っているため、暑い時期に失いがちなミネラルも補給できるのです。

そんなしじみ。

選ぶときは口がしっかりと閉じていて、殻の色が濃く、それでいて殻が薄い物を選ぶのがおすすめ。

保存の際はポリ袋に入れて、冷蔵庫で保存するのが基本ですが、砂抜きした後に殻ごと冷凍保存もすることができます。

現代の知恵『冷凍しじみの正しい食べ方』

蜆

江戸時代……昭和くらいまでは出来なかった食べ方ですが、しじみは冷凍保存ができる優れもの。

砂抜きをしませたしじみはジップロックなどの密閉できる袋に入れ、しっかりと密閉したらそのまま冷凍庫に。

これで1か月は保存が利きます。

因みに冷凍しじみは生の物よりうまみ成分が増し、オルニチンの量も8倍も増えます。

活しじみは水から加熱していくのがセオリーですが、冷凍しじみは沸騰したお湯に入れてから調理するようにしましょう。

また、冷凍しじみは「貝が口を開き始めたら」もう、火を弱めてお味噌を投入しましょう。

あまりグツグツ煮てしまうと身が固くなって、おいしさが半減してしまいます。

しじみの砂抜きのポイントは?

しじみの塩抜きは、アサリや他の貝類と同じく、水の中に塩を入れて漬けておくことでできるのですが、アサリよりももっと少ない塩でOK。

アサリやハマグリは塩分濃度が3%くらいのほうが一番塩を吐くのですが、しじみの場合は1%程度の塩分濃度で十分です。

しじみの効果をパワーアップさせる食べ合わせは?

酒蒸し

しじみ+『生姜』は、温性の生姜を加えることで、しじみの体に溜まった熱を排出する効果を抑え、体を冷やすことなく肝臓の働きを高めることができるのです。

そんなしじみと生姜のおすすめメニューが「しじみの生姜醤油蒸し」

作り方は簡単。

  • 酒とすりおろし生姜と醤油で、漬け汁を作り、その中に洗ったしじみを殻ごと漬けておきます。
  • 大体15分~30分くらい漬けたら、フライパンに移して蓋をして蒸しあげれば完成。

しょっぱいその味がご飯のおかずにも、お酒のおつまみにも最適。

とはいえ、肝臓のために食べる一品なのでお酒は控えて、しじみの生姜醤油蒸しを楽しみましょう。

咳止めにも効果的なしじみの使い方

シジミ汁

しじみには余分な熱をとる効果があるのですが、それを抑えるために、生姜を入れる方法が上記の肝機能アップの食べ方。

ですが、この余分な熱をとる作用を活かし、しじみを咳止めに使う方法もあります。

しじみスープ・しじみの味噌汁を作る時に、その中に『水菜』を入れるのがポイント。

しじみが余分な熱を取り、水菜が体を潤して乾燥を癒し、乾いた咳が出るのを緩和してくれるのです。

ただしじみのスープやみそ汁に「水菜」を入れるだけでできるこの食べ方。

風邪の時などにもおすすめなので、ぜひお試しください。

 

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