歯痛のために実践すべき昔ながらの知恵薬

歯痛というのは、つらいものです。
歯痛というだけで気分が落ち込んでしまう方も多いのではないでしょうか。

歯医者さんへ行くにしてもどこに行けばいいのかわからない、そもそも歯医者さんへ行く時間がないということもあるでしょう。
そういうときには、応急処置として歯痛に効く昔ながらの知恵薬を実践してみましょう。
あくまでも一時的な対処法でしかありませんが、歯痛が和らぐだけでも気持ちに余裕が出てくるでしょう。

サンショウの粉末

山椒

サンショウというと、うなぎを食べるときのお供というイメージがあるのではないでしょうか。
実際に、うなぎを食べるときには多くの方がサンショウを香辛料として使うでしょう。
風味もよくなりますし、何よりもピリっとした感じが味を引き締めてくれます。
サンショウならではのピリっとした感じは、サンショオールという辛味成分によるものです。
このサンショオールは、歯痛を和らげてくれる麻酔薬代わりになるのです。
目で見て確認できるほどに虫歯の穴が開いている場合や詰め物が取れてしまった場合には、その穴にサンショウの粉末を詰めてみましょう。
もし神経に響いて、粉末を詰めるのが厳しいという場合には、サンショウの実を煎じた汁でうがいをしてみましょう。
これだけでも効果を実感できるはずです。
5gほどのサンショウを100mlの水で煎じて、人肌くらいに冷ましてから口に含みましょう。

ハコベ

春の七草のひとつであるハコベラとしてもよく知られているのがハコベです。
江戸時代、ハコベは歯と歯茎の健康を保つための薬草として重宝されていました。
「和漢三才図会」というものがあるのですが、これは江戸時代の中期における百科事典ともいえる代物です。
この和漢三才図会でハコベの汁と塩を混ぜたものを歯槽膿漏に効く歯磨き粉として紹介して以来、ハコベ塩というのは今でも根強い人気を誇っているのです。
それだけ昔からハコベというのは、心強い味方として活用されてきたのです。
急な歯痛のときには、綺麗に洗ったハコベの生葉を痛みのある歯でじっと噛んでみましょう。
これだけでも歯の痛みが次第に和らいでいくはずです。

焼き昆布塩

昆布

虫歯の患部というのは、口の中の細菌が食べ物のかすや糖分を分解するときに発生させる酸によって酸性になっているものです。
この酸性の状態をアルカリ性の食材で中和することによって、先人たちは歯の痛みを鎮めてきました。
中でも特に効果があると日本各地に伝えられているのが焼き昆布塩です。
昆布を黒焼きにして、すりばちで同じ量の焼いた塩と混ぜ合わせるのが焼き昆布塩になります。
これを痛む歯に詰めることによって、不思議なことに歯の痛みが引いていくのです。
ただ、これはあくまでも一時しのぎにしかなりません。
虫歯というのは残念なことに、自然治癒することはありません。
一時的に痛みを和らげるためには焼き昆布塩が効果的ではあるものの、虫歯は虫歯できちんと治療を受けるようにしましょう。

梅肉エキス

先で紹介した焼き昆布塩もかなり効果的なのですが、それと同じくらいに効果的なのが梅肉エキスです。
昔の人は虫歯の痛みを和らげるために、梅肉エキスを活用してきました。
梅肉エキスには、強力な殺菌作用と抗菌作用があります。
この殺菌作用と抗菌作用によって、患部の炎症を鎮めてくれるのです。
痛みのあるところに梅肉エキスを塗るだけで、炎症が鎮まります。
梅干しを痛む歯肉に貼り付けるという方法もあり、この方法でも痛みを和らげてくれます。
梅干しを貼り付けるというのも立派な知恵薬のひとつではあるのですが、やはり梅肉エキスには敵いません。
というのも、梅肉エキスは梅干しの30倍もの薬効を持つと言われるほどのパワーを秘めているのです。
梅肉エキスは、歯痛だけではなく、歯肉炎や歯槽膿漏にも効果的です。
梅肉エキスはひとつ常備しているだけで、本当に頼りになる存在となってくれます。
一度作ってしまえば、長期での保存が可能になります。
手作りしたものを冷蔵庫に置いておきたいものです。
梅肉エキスを含めて、ここで紹介した知恵薬はあくまでも応急処置です。
歯医者さんに行くべき状況でも、理由があって行けないというときに実践していきましょう。
基本的に歯の問題というのは、やはり歯医者さんに任せるしかありません。
特に、虫歯は自然治癒するようなものではありませんので、いつか治療をしなければならないのです。
その点は忘れないようにしておきましょう。

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