ことわざに凝縮された先人たちの知恵

日本には古くから知られていることわざが多く存在します。
実はこのことわざには、先人たちの知恵が凝縮されているのです。


ことわざをたくさん知っておくことによって、それだけ先人たちの知恵を活かす機会も多くなってくるでしょう。
日本にはたくさんのことわざがあるのですから、積極的に知っていきたいものですし、生活の中でも活かしていきたいものです。
ここでは、生活に活かせることわざについてご紹介していきましょう。

食ってすぐ寝ると牛になる

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食ってすぐ寝ると牛になるということわざは、比較的いろいろなところで使われるものです。
食べてすぐ寝ると太るという解釈をしている方も多いようなのですが、実際には違います。
食ってすぐ寝ると牛になるというのは、食後すぐ横になるのは無作法だという子どものしつけに使われていた言葉なのです。
食べてすぐに寝ると緊張感がなくなりますし、動く気がなくなって牛のようになってしまうという意味合いも込められています。
ただ、その一方で食後はすぐに体を動かさず、30分ほどは休むほうが体にいいという話もあります。
特に、胃腸の弱い方は体の右側を下にして横になると、胃の負担が軽くなります。
実際に、「親が死んでも食休み」という言葉もあります。
これは食べてすぐに動くのは体に悪いという意味の言葉ですので、胃腸の弱い方に関しては食後ゆっくりしたほうがいいのかもしれません。

冬至かぼちゃに年とらせるな

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冬至かぼちゃに年とらせるなということわざに関しては、最近の若い方であればあまり知らないかもしれません。
昔は、今のようにいつでもどこでも野菜が手に入るような世の中ではありませんでした。
そのため、夏に収穫した野菜を大切に保存して、冬に備えていたのです。
かぼちゃは特に栄養素が豊富で、冬至の時期の貴重な栄養源になっていました。
しかも、ありがたいことにかぼちゃは、保存のきく野菜だったのです。
保存がきくのに栄養素の損失も少ないという素晴らしい野菜なのですが、さすがに春まで保存すると栄養価も落ちますし、味も落ちてしまいます。
そのため、かぼちゃの保存は冬至までが限界ですよという意味が込められているのです。
冬至は12月22日ですが、この日は最後の保存かぼちゃを食べる日であり、夜が一番長い日でもあるのです。

砂糖食いの若死

これも最近の若い方であれば、あまり聞き覚えのないことわざでしょう。
精製砂糖というのは、糖分以外に何の栄養素もありません。
本当にただ甘いだけのものなのです。
しかも、この砂糖を体の中で分解するためにたくさんのビタミンB1が消費されることになります。
砂糖を摂りすぎるとビタミンB1が不足するようになり、消化不良や食欲不振が起こるようになります。
ひどくなれば、糖尿病などの成人病を引き起こすこともありますので、人の健康というものを大きく害するものでもあるのです。
砂糖を摂りすぎると、結果的に早死にしてしまうよという意味です。
また、砂糖をおいしいものに例え、おいしいものを食べ過ぎるのは体に悪いという戒めの言葉でもあります。
まさに、現代人にこそ必要なことわざでしょう。

三里四方の野菜を食べろ

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これもあまり見覚えや聞き覚えがないということわざかもしれません。
三里四方というのは、半径12kmのことです。
この範囲内でとれた野菜を食べていれば、長生きができるという意味のことわざです。
というのも、野菜というのは新鮮さが命です。
魚介類を取り扱うお店で「鮮度が命」という表現がよく使われますが、鮮度というのは魚介類だけではなく野菜でも重要なのです。
時間が経てば経つほど、野菜の味も栄養価も下がってしまうのです。
つまり、はるばる遠くから運ばれてきた高価で綺麗な野菜よりも身近なところでとれた新鮮な野菜のほうが新鮮で価値があるということです。
もちろん、このことわざは流通網が発達していなかった時代のものです。
今では遠くのものでも新鮮なうちに手に入りますが、身近なところでとれる野菜のほうが新鮮で栄養があることには間違いありません。

夏は熱いものが腹の薬

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これはなんとなく知っているという方も多いかもしれません。
暑い時期というのは、どうしても冷たいものをほっしてしまうものです。
しかしながら、冷たいものばかりをとっているとお腹を壊してしまいますし、そこから夏バテに発展することもあります。
暑い時期だからこそ、たんぱく質ビタミンB1ビタミンCなどを含む温かいものを食べるようにして、体調を整えるのが大切だという意味が込められています。

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