昔ながらの熱対処法

何かの病気をしたときに、発熱するのが一番きついという方も多いのではないでしょうか。
実際に、熱が出ると頭がぼーっとしてしまいますし、思考回路もうまく働かなくなってしまうような感覚があります。

熱は体にいろんな異変をもたらします。

体も重くだるく感じますし、熱で体の節々が痛くなるという方もいるでしょう。
そのため、「熱だけでも早くどうにかしたい!」と思ってしまう方も多いことでしょう。
ここでは、そんな方におすすめの昔ながらの熱対処法についてご紹介していきたいと思います。

大根おろし湯

大根おろし

大根というと、日々の食卓には欠かすことのできない馴染み深い野菜です。
実は、大根は「医者いらず」と言われるほど素晴らしいパワーを秘めている野菜でもあります。
高熱が続くと、体の中ではビタミンCがどんどんと消費されていくことになります。
体の中に入ってきたウイルスを撃退してくれる白血球をサポートしてくれるのがビタミンCですので、熱が出ているときには積極的にビタミンCを摂取していきたいものです。
大根をすりおろした大根おろしには、実はビタミンCが豊富に含まれています。
その大根おろしを使った大根おろし湯は、昔から知られている知恵ぐすりでもあるのです。
ビタミンCは、一般的に熱に弱いと言われています。
しかしながら、大根おろし湯であればビタミンCを壊すことなく、体の中に取り込んでいくことができるのです。

さて、大根おろし湯の作り方についてです。

まずは、大根おろしを50mlほど作って、それをマグカップや湯呑などに入れましょう。
ちなみに、大根に含まれるビタミンCというのは皮の近くに多いものです。
そのため、すりおろすときには皮ごとすりおろすようにしましょう。
そこへすりおろしたしょうがを小さじ1杯、しょうゆ大さじ1杯から2杯を入れて、混ぜましょう。
そして、最後にそこへ熱い番茶を注ぎます。
だいたい180mlほどでOKです。
ただ、この大根おろし湯というのは、かなりの発汗作用がありますし、刺激が強いものになります。
妊婦さんやお子さんは、避けたほうがいいでしょう。

焼きみかん

焼きみかん

みかんを大量にもらって、普通に食べるのに飽きてしまったらとりあえずみかんを焼いてみる・・・という方も多いのではないでしょうか。
おそらく、今の時代であれば、焼きみかんというのはみかんの食べ方のひとつのバリエーションになっていることでしょう。
しかしながら、この焼きみかんというのも、熱に効果的な対処法なのです。
東北地方や瀬戸内地方では普段からよくみかんが食べられているかと思います。
こういった地方では、おやつとして、デザートとして焼きみかんを食べるだけではなく、熱が出たときの知恵ぐすりとしても焼きみかんを食べているのです。
ビタミンCはもちろん、免疫力アップに効果的なベータカロテンベータクリプトキサンチンといったものがみかんには豊富に含まれています。
ヘタとお尻にしっかりと焦げ目がつくまで、オーブントースターや網焼き器などでじっくりとみかんを焼いたらそれで焼きみかんの完成です。
焼くことによって、みかんの皮の薬効が果実にしみこんでいくと考えられています。
また、焼くことによって味わいも変わってきます。
果実のほうはより甘味が感じられるようになります。
ちなみに、皮まで食べられるので気にならないという方は是非パリパリになった皮ごとみかんを食べてみるといいでしょう。
皮ごと食べるのであれば、焼く前にしっかりと皮を洗っておきましょう。

シダレヤナギの煎じ汁

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シダレヤナギと言われてもいまいちピンとこないという方もいるかもしれませんが、時代劇などで水辺に生えているヤナギと言えばお分かりになるのではないでしょうか。
日本画にもよく描かれています。
シダレヤナギというのはあくまでも街路樹であって、薬効などがあるようには見えないのですが、実はシダレヤナギも熱に効果的な解熱剤としても知られているのです。
シダレヤナギの樹皮には、サリシンという成分が含まれています。
このサリシンは、体の中に入ると解熱作用のあるサリチル酸というものへと変化していきます。

さて、シダレヤナギの煎じ汁の作り方についてです。

まずは、小枝を細かく刻んで、2日ほど天日干しにしていきます。
その中の15gほどを400mlの水で煎じていきます。
水が3分の1ほどになったら、シダレヤナギの煎じ汁の完成ということになります。
朝昼晩と1日3回に分けて、空腹時に飲むようにしましょう。

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