栄養満点のクルミの消化を助ける昔ながらの知恵

クルミ

栄養価の高いクルミは○○することで消化がしやすくなる!?

アーモンドやピーナッツ、カシューナッツに並び有名なのが「クルミ」。

くるみ割り人形……なんて曲が昔からあることからわかるように、大昔から食べられてきた木の実なのですが、硬い殻の中に入っているクルミの実は、生活習慣病予防やアンチエイジングに最高の栄養がぎっしり詰まった逸材。

ですがクルミを含む種系の木の実は消化が悪いこともあり、「食べるとお腹が壊れる」「お腹がゴロゴロしてしまう」「未消化のまま出てしまう」なんて困った訴えをする人も多々います。

そんな消化しにくいクルミですが、古代の原始人がドングリを水にさらしてアクを抜いてパンにして食べたのと同じように、ちょっとしたコツで消化しやすくさせる方法があったのです。

今回は栄養満点のクルミを、お腹に優しく食べる昔ながらの知恵を勉強してみましょう。

食べなきゃ大損「クルミの栄養」

クルミはその名の通り、「クルミの木の実」。

クルミ

クルミ以外でもそうなのですが、種となる食材には「これから発芽し、成長するための栄養素」が必要となることから、たくさんの栄養が含まれています。

クルミの中に含まれる代表的な栄養素は「ポリフェノール」と「オメガ3」

ポリフェノールはアンチエイジングで有名な栄養素で、その量はブルーベリーの1.5倍!!

また、オメガ3とは不飽和脂肪酸の一種で、生活習慣病予防に最適な「コレステロール値を下げる」という効果があります。

そのコレステロール値を下げるレベルは、アメリカの研究によると、ナッツ類の中で最も数値を下げる力があると言わしめたほど。

他にも、ビタミンE・ビタミンB1・ビタミンB6、葉酸・マグネシウム・鉄・亜鉛といったビタミン、ミネラルも豊富で、コレステロールゼロ、低糖質、グルテンフリーのクルミは、諸外国では人気のナッツなのです。

ですが、その分注意も必要。

栄養価が高いため、クルミを食べ過ぎると太ってしまったり、ニキビが増えたり……。

おじいちゃん、おばあちゃんに昔「木の実を食べ過ぎると鼻血がでるよ!!」なんて怒られた人もいるかもしれませんが、ナッツ類は血管を拡張し、血流をよくする効果もあるため、花粉症などで鼻粘膜が弱っている時だと、鼻血が出ることもあり、あながち都市伝説というわけでもないのです。

そのような理由で、クルミを食べる時は1日10粒まで。

10

ヨーロッパなどでは、「毎日ひとつかみのクルミで栄養を」という言葉があるのですが、それは、ひとつかみで大体クルミ10粒分くらいということなので、その量が適切という訳だったのですね。

栄養価が高く、注意が必要な食材ですが、ドーナッツを食べたり、ケーキを食べたりするよりも遥かに体に美味しく優しいので、小腹が空いたときなんかに食べると良いでしょう。

クルミの消化問題は「水」で解決

さて、栄養満点で毎日少しずつ食べていきたいクルミ。

ですが、問題は「消化が悪い」という点。

クルミだけではなく、種子類には雨が降ったり、土の中に入ったりと、発芽に適した条件が揃うまで発芽しないようにするための「アブシジン酸」という成分が含まれています。

これがないと、木から落ちる前に発芽してしまったり、乾燥している最中に発芽してしまったりしてしまいます。

ですが、このせいで消化酵素の働きも鈍ってしまい、胃の中で溶け残ってしまったりすることがあるのです。

このアブシジン酸の働きを止めるのは「ローストする」か「水に浸す」のどちらかで大丈夫。

アーモンドなどはローストされた状態で既にスーパーで売られていますが、クルミはそのままのことがほとんど。

ローストするとポリフェノールは2倍に増えて、アンチエイジングには良いのですが、その他のビタミンやミネラルなどが甚だしく減少してしまいますし、オメガ3脂肪酸も酸化してしまいます。

それに、なによりちょっと手がかかりますよね(苦笑)

ですので、クルミの消化を良くするには「お水に浸ける」のが正解。

クルミ

クルミの殻を割り、クルミ全体が浸るくらいまで水を入れて、2時間放置。

全体的にクルミの色が白くなったら完成です。

因みにこのクルミを水につけておく処理のことを「ソーク(浸水)」と言います。

このソークされたクルミ。甘皮のまま食べても渋みが全くなく、とても美味しくなります。

ただし、一度ソークしたクルミは、通常よりも少し早く痛みやすいため、冷蔵庫に保管し1週間以内に食べきるようにしましょう。

クルミの中身を取り出す前、クルミの殻がついた状態の場合でも、水に一晩浸けて軽くから煎りすると、とても簡単に殻が割れるので、これも調理のコツとして覚えておくと良いでしょう。

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