そろそろシーズンの芋類で夏のダメージを修復しよう

芋類には夏のダメージを回復させる秋の力が蓄えられていたのだ

夏は夏バテによる胃腸ダメージ。

紫外線によるシミそばかすといった肌ダメージ、水の飲み過ぎによるむくみ等、多種多様なダメージが身体に蓄積されていきます。

常夏の地域では、新鮮でビタミンCたっぷりのフルーツが手近にあり、常にビタミンによる身体の回復を促進できる環境にありますが、四季によって寒暖差があり、環境が大きく変わる日本では、「秋の食べ物」によって、夏に蓄積された身体のダメージを回復させる環境が昔からできていました。

その代表的な秋の食べ物が……芋類。

山芋や里芋にはムチンという成分があり、たんぱく質の消化を助け胃腸機能低下に効果的。

ジャガイモにはカリウムとビタミンCが豊富に含まれており、肌の修復、むくみ解消に役立ちます。

また秋の風物詩サツマイモには食物繊維がたくさんあるため、整腸作用があり、食欲改善や便秘解消などにも効果的。

そんな秋の恵みを存分に生かした、昔ならではの「夏のダメージを回復させるレシピ」をご紹介します。

夏バテからの胃腸機能低下には『とろろ汁』が効果的。

とろろ汁

江戸時代から、夏バテには『シジミ汁』『ウナギ』『とろろ汁』がよいとされていました。

その内、シジミ汁とウナギは「滋養強壮」に効果的だからという理由なのですが、『とろろ汁』に関しては、長芋に含まれる酵素「ジアスターゼ」が消化を促し、肉や魚などのたんぱく質ですら胃腸に負担がかからないように消化・吸収の手助けをしてくれます。

そんなとろろ汁、作り方を一つ間違えてしまうと、せっかくのジアスターゼが無効化されてしまいます。

では、どのように作ればよいのかというと……。

【正しいとろろ汁の作り方】

■材料■

  • 味噌
  • 出汁
  • 長芋
  • (あれば)青のり

■作り方■

①味噌は擦ってキメを細かくしておきましょう。

②長芋は洗って皮ごとすりおろします。

【POINT】長い物ひげ根はガスコンロの火などに当てて焼き取ることで、口当たり滑らかになります。

③鍋に出汁を煮立てて、冷ましてから味噌を入れます。

【POINT】味噌に含まれる酵素は50度程度の温度で死滅してしまいます。せっかくの酵素パワーを生かすためにも、冷ましてから味噌を溶くようにしましょう。

④味噌を溶かしただし汁と②の長芋をすり鉢に入れ、よくすり混ぜ、器に移したら青のりを書けて完成。

【POINT】長い物ジアスターゼは50度以上の熱で酵素の働きが弱くなってしまいますので、出汁は必ず冷ましてからとろろと混ぜるようにしましょう。

 

この作り方であれば、とろろのジアスターゼはもちろん、味噌の酵素も吸収することができるので、一石二鳥。

夏の疲労回復、胃腸機能低下、消化不良改善に役立ちます。

サツマイモの煮物で夏のシミそばかすを改善

サツマイモの煮物

サツマイモと言うと便秘解消のイメージがありますが、すき昆布――細く梳いた昆布と合わせることにより、むくみやシミそばかす改善に役立つ作用を得ることができます。

そんなサツマイモとすき昆布の煮物の作り方はこちら。

【サツマイモとすき昆布の煮物】

■材料■

  • サツマイモ
  • すき昆布
  • 醤油

■作り方■

①すき昆布をお湯で戻し、その間にサツマイモを1センチくらいの輪切りにする。

POINT:サツマイモは皮の部分にも栄養が豊富に含まれているので、皮をむかずに使った方が良いでしょう。

②鍋に①すき昆布②サツマイモの順に材料を敷きつめて、水をサツマイモひたひたより少し少なめに入れて、蓋をして強火にかける。

③沸騰したら弱火にして、サツマイモが柔らかくなるまで煮たら醤油を軽く一まわしして、味を整えたら完成。

 

味を濃くしてしまうとサツマイモの甘みが消えてしまいますし、昆布の塩味もなくなってしまうので、醤油は香りづけ程度に。

せっかくのむくみ解消作用も最大限に利用できるようにしましょう。

ジャガイモのお焼きは昔から伝わるビタミンC補給おやつ

お焼き

ジャガイモのお焼きは現代でもモチモチとした触感で、子供にも大人にも人気のおやつですが、ジャガイモのビタミンCは火を通しても残るため、実はお焼きは夏の終わりのシミ改善におすすめ。

作り方も簡単ですので、真っ黒に日焼けした子供達のおやつに作ってあげましょう。

【ジャガイモのお焼きの作り方】

■材料■

  • ジャガイモ
  • 小麦粉
  • サクラエビ
  • わけぎ(もしくは小口ネギ)
  • 焼きのり
  • 醤油

■作り方■

①ジャガイモの皮をむいて、すりおろしておきます。

②ボウルにジャガイモをすりおろしたものと小麦粉、サクラエビ、細かく切ったわけぎを混ぜてよく混ぜる。
硬さとしては、耳たぶより少し硬いくらい。

③フライパンに油をひいて、熱し、②のジャガイモタネを10センチくらいの円形に広げて、両面をこんがり焼いていく。

④両面が焦げたら、醤油を垂らし、焼きのりを乗せて完成。

 

小麦粉アレルギーがある場合は、小麦粉の代わりに上新粉や白玉粉などで代用は可能です。

もちろん粉ものに不安がある場合は米粉にするなどをして、注意して作ってください。

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