トマトのリコピンを60%増やす昔ながらの知恵

トマトの魅力「リコピン」を増やして得して美味しく食べよう!!

トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるくらい、トマトには栄養が満点!!

特に、トマトの赤い色素の元である「リコピン」は肌や血管の老化を防ぐ作用があり、この抗酸化作用の力はなんと……ビタミンEの100倍ともいわれています。

ビタミンEを摂取するよりも強い抗酸化作用のあるリコピン。

トマトの赤い色が濃ければ濃いほどに多いということなのですが、それには成熟させる必要があります。

完熟したトマトは、黒っぽく見えなくもないほどに真っ赤になっていて、軽く押すと柔らかさを感じるのが一番良い状態とされています。

ですが、それは一歩間違えると痛み出してしまう寸前とも言えます。

そんなトマトを最高の状態に成熟させて、買ったときよりももっとたくさんのリコピンを増やした状態で食べられるような方法を、昔の人の知恵から借りてみましょう。

買ってすぐに冷蔵庫はNG!!

トマトは季節柄痛みやすいような気がしてしまい、買ってすぐに袋ごと冷蔵庫に入れてしまう……なんて方が多いかと思います。

ですが、トマトは暑い夏の盛りが収穫期であることからわかるように、暑さに強く寒さに弱い植物。

トマト発祥の地も、南アメリカのペルーと日差しの強い地域でできたものですので、暑い分には比較的問題無く保存できる物なのです。

冷蔵庫の温度はだいたい3~6度くらいとされているのですが、そんな寒いところに入れてしまうと、水分の多いトマトは低温障害を起こして細胞が壊れて、ブヨブヨになってしまいます。

しかも、「まだ青いトマトだから……」と追熟させるつもりで冷蔵庫に入れたとしても、残念ながら完熟する前にトマトが低温障害を起こしてしまい、これまた逆に「熟す前に痛みが進んでしまう」状態になります。

ですので、買ってきたトマトはすぐに冷蔵庫に入れずに、まずは常温で追熟させるようにしましょう。

もし、食べる時に冷えたトマトを食べたい……という時は、食卓に並べる1時間ほど前に冷蔵庫に入れて冷やせば、栄養も損なわれる、冷たくて美味しいトマトが食べられるでしょう。

因みに、昔はトマトは畑に生っている完熟した物をもぎ、食べる直前に丁度よい冷たさの小川や用水路で冷やし、最高の栄養状態のものを最高の温度で食べたものです。

小川

昔の人は知らず知らずのうちに、トマトの栄養価を最も良い状態で食す方法を行っていたのですね。

トマトのリコピンを増やす保存方法

トマトは冷蔵庫では保存しないということがわかったところで、今度はどのようにすれば一番良い状態でトマトを食べられるのでしょうか。

トマトが完熟しきった状態であるにもかかわらず、そのままの常温で放置していると、約一週間ほどでビタミンCが15%にまでダウンしてしまいます。

しかも、実もブヨブヨになってしまい食感が悪くなります。

そうさせないためにも、トマトを追熟させる場合は、1つずつ新聞紙やキッチンペーパーで包み、ヘタを下にして竹や網などの風の通りやすいカゴに入れ、15~25度くらいの、直射日光の当たらない場所に置いておきましょう。

だいたい、夏場は2~3日。冬場で1週間ほどすると一番よい、食べ頃の状態になります。

完熟した物でも、すぐに食べられない……という場合は、野菜用のジップロック等にいれ、野菜室で保存すればそこからもう少しだけ保存することができます。

ただし、この場合は低温障害を起こしたり、傷んだりしやすいので、できるだけ早く食べるようにしましょう。

また、ヘタを取って、ラップに包めば冷凍保存も可能です。

冷凍トマト

 

この場合は、自然解凍したらトマトソースに使ったりすると、すぐトマトが潰れてくれて非常に調理しやすいでしょう。

【トマトのリコピンを最大60%増やす保存方法】

  1. 少し固さのあるトマトを購入
  2. キッチンペーパーなどで一つずつ包み、ヘタを下にする
  3. 竹カゴなど風通しの良いカゴに入れて、15~25度くらいの日の当たらない場所に置く。
  4. 夏は2~3日。冬は1週間ほど常温保存するとリコピンがMAX

さらにリコピンを効率よく吸収できるトマトの調理法

トマトのリコピンは脂溶性なので、ニンジンのβカロテンと同じく、油と一緒に食べると、吸収率が2~3倍にも増えてくれます。

しかも夏場は意外と身体が冷え、生のトマトも身体を冷やす機能があるため、オイルで加熱したトマトは身体にとって最高。

ビタミンCをできる限り壊さないよう、卵と一緒にさっと炒めるなどをし、身体に美味しい1品を作りましょう。

トマト炒め