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余った魚をより美味しく有効利用する昔ながらの知恵

生活で便利な知恵
余った魚をより美味しく有効利用する昔ながらの知恵

余った魚が購入料理に!? 美味しく保存する知恵を紹介

お魚を食べる機会が減ってきた日本と言われますが、今でも諸外国に比べお魚の消費量は多いもの。

一人暮らしでは既に焼かれた魚や、お刺身用に既に切られた魚を食べる方が多いかもしれませんが、サクやお魚を1本まるごと買った方がお得になるもの。
さらに、最近では釣りがブームで、釣った魚を持って帰ることもあるかと思います。
ですが、余らせてしまうことも多く、そうなるとお金もお魚も無駄になってしまいます。

そんな余った魚を美味しく食べる、昔ながらの知恵をご紹介します!!

お醤油で「漬け」に!!

漬け丼

余ったお魚の身をサク切りにし、お醤油・酒などで味付けしたつけダレにつけ込むだけの簡単レシピ。

■つけダレの材料■

  • 醤油
  • 調理酒
  • みりん

■漬けの作り方■

醤油:調理酒:みりん=1:2:2で合わせ、お鍋で軽く沸騰させます。

②つけダレをよく冷まし、短冊切りにしたお刺身を30分以上つけ込む。

■保存期間■

30分~1時間以上つけ込めば味が染みこんでいるので、そのまま食べることもできます。

その日に食べない場合は、1時間ほど漬けたお刺身をラップに包み、冷蔵保存しましょう。
そのまま冬で4日夏で3日ほど日持ちするようになります。

通常のお刺身そのままだと2日くらいしかもたないため、少し長めに楽しむことができますし、なにより、漬けはそのまま食べるよりコクが出て、お寿司屋さんなどではそのまま食べるより高値で売られていることもあります。

■食べ方■

①サイコロ状に切って、アボガドと一緒に白米の上にのせ、アボガド丼として。

②ご飯の上に乗せて、わさびと共に、お出汁かお茶をかけてお茶漬けに。

③サイコロ状に切り、豆板醬を混ぜ、卵黄を乗せるとおつまみに最高なユッケに早変わり。

④マヨネーズを油代わりに焼くと、生臭さがなくなりお弁当にも最適な漬け焼きになります。

■漬けに合う魚■

  • マグロ
  • イサキ
  • カツオ
  • カレイ
  • ヒラメ

基本的に赤身も白身も合いますが、鰹以外の青魚の場合、鮮度によっては生臭くなる可能性があります。
アジや鰯は、その日のうちに食べた方が良いかもしれません。

昆布に挟んで「昆布締め」に!

昆布締め

昆布で締めることによって、水分が抜け日持ちがぐーんとアップします。

■昆布締めの材料■

  • 日本酒
  • 昆布(大きめの物)

■昆布締めの作り方■

①塩で昆布を軽く洗う(拭く)。

②バットか平たいお皿に昆布を敷き、その上にお刺身が重ならないように並べます。

③並べたお刺身の上に昆布をのせ、ラップを被せ軽めのお皿を乗せて重し代わりに。

④3時間時用冷蔵庫に置く。

■保存期間■

約4時間ほどおけば完成となりますが、あまり長い時間放置していると、昆布の粘りがお刺身に移ってしまうため、気をつけましょう。

締め終わったら、昆布から外し、サランラップに包むなどして、空気に触れさせないようチルドルームで保存すると、1週間ほど保存が可能です。

但し、1口サイズになっていたり、1枚が厚い場合は痛みやすいので、2~3日で食べきるようにしましょう。

因みに、真空パックにして冷凍保存した場合は、1ヶ月ほどもつことができます。
冷凍した場合は、食べる前に出して自然解凍しましょう。

■食べ方■

①そのまま食べても十分美味しいです。
その際は、お醤油やポン酢で食べるほか、粗塩を軽くかけても良いでしょう。

②お皿に並べ、レモン・オリーブオイル・粗塩をかけて、カルパッチョとして食べると、おもてなし料理にもなりおすすめです。

③ご飯にのせて、出汁をかければ高級お茶漬けとしても食べられます。

■昆布締めに合う魚■

  • タイ
  • カレイ
  • ヒラメ
  • タラ
  • サヨリ

基本的に昆布締めは淡泊な白身魚がおすすめ。

タコやイカでも美味しく締めることができますが、実は昆布締めは野菜でもできます。
どちらかというと、昆布の浅漬けに近いイメージですが、とても美味しいのでおすすめです。

カボチャやニンジン、オクラやアスパラなどを茹でて、お魚の時と同じように昆布で挟むだけ。
ただし、魚の場合は1日で食べ頃となりますが、野菜の場合は2~3日で食べ頃となりますので、少し待って食べるようにしましょう。

野菜と昆布

まとめ

美味しいお魚を余すことなく、さらにより高級な味にできる「漬け」や「昆布締め」は保存方法としては最高。
そのまま食べるよりも、より美味しく、より栄養豊に食べることができます。

ただし、夏場や購入時の鮮度によっては腐敗が早くなってしまうこともありますので、酸っぱい匂いがしたり、腐ったような匂いを感じたら、念のため食べないようにしましょう。