「大玉・中玉・ミニトマト」栄養の高いトマトを選ぶ昔ながらの知恵

色々な種類のあるトマトの中で栄養価の高いのはどれだろう

トマトが赤くなると医者が青くなる。
そんなことわざがあるくらい栄養価の高いトマト。

ですが、今の時代「大玉」「中玉」「ミニトマト」さらには「フルーツトマト」など色々な種類のトマトが売られるようになりました。

そんな種類豊富なトマトの中で一番栄養価が高いのはどれか。
トマトの効率的な栄養の取り方や、栄養についてもお伝えしたいと思います。

トマトの歴史

トマトの原産はアンデス山脈。
暑い地方で食べられる植物だと思っている方も多いので、意外かもしれませんが、暑さに強く、乾燥にも強いトマトはアンデス山脈のような厳しい環境のほうが育ちやすいのです。

当初のトマトはミニトマトのような形のチェリートマトと言われるもので、ヨーロッパでは鑑賞用として使われてきました。
そのため、トマトの先祖は実はミニトマト。
大きなトマトは食用になってから、色々なサイズのものとして作られてきたのです。

アンデス

トマトの種類

トマトの種類として知られているのは「大玉」「中玉」「ミニトマト」あとは、甘い「フルーツトマト」。

そして、近年「甘いトマト」として知られるようになった「塩トマト」や、小さい小さい「マイクロトマト」等があります。
そこから更に分類すると「黒トマト」や「グリーン系トマト」など枚挙がないほどたくさんの種類があるので、今回はサイズ的な「大玉」「中玉」「ミニトマト」の3つに分類してお話を進めます。

種類豊富なトマト

トマトの栄養価

トマトにはビタミンB・ビタミンC・カリウム・食物繊維などが含まれていますが、特に注目すべきなのは「リコピン」ち「トマトサポニン」。

リコピンはテレビなどでもよく取り上げられている、トマトの赤い栄養素。
カロテノイドの一種で、生活習慣予防やアンチエイジング効果があると言われており、がん予防にも役立てるのではと注目されています。

そしてトマトサポニンは、リコピンにも負けない効果をもつ免疫力アップの栄養素。
殺菌効果・抗酸化作用・抗アレルギー作用・免疫力アップと健康に欠かせない働きを見せてくれます。

この栄養価の高いトマトが食べられるようになれば、確かに医者が青くなるかもしれませんね。

どのトマトがおすすめ?

ミニトマト・大玉・中玉と分類分けしましたが、実はこの中で一番栄養価が高いのは……ミニトマト!

意外かと思いますが、ミニトマトの栄養価は大玉のトマトよりも高いのです。

ビタミンB・ビタミンC・カリウムは大玉の1.5~2倍
リコピンはなんと3倍
さらに、トマトサポニンに関しては、ミニトマトは大玉の3~5倍も多く含まれているのです。

大玉にはその分水分が多く含まれていますが、トマトの栄養価を効率的に摂ることを考えると、ミニトマトを食べた方がよいのですね。

ミニトマト

更に効率的にトマトの栄養素を摂るには……

大玉よりも多くのリコピンが含まれているミニトマト。
ですが、リコピン……つまりカロテノイドは生野菜からの吸収性が非常に低く、ミニトマトをたくさん食べたからといって、満足のいく量のリコピンを摂取できるわけではありません。

ですが、リコピンはトマトの加工品からだと2~3倍も多く吸収しやすいことが明らかとなりました。

リコピンは熱にも強いので、油で炒めても大丈夫。
トマトジュースよりも、更にトマトが濃縮された「トマトソース」が一番のおすすめ。

ケチャップやトマトソースの缶で効率よくトマトの栄養を摂りましょう。

ケチャップ

【トマトの栄養価】

大玉トマト<中玉トマト<ミニトマト<ケチャップ

トマトを食べる注意点

美味しくて、栄養価も高いトマトですが、一つだけ注意が必要な事があります。
それは「アレルギー」

トマトなどの野菜にはアレルギーを起こす交差抗原性というものがあります。
主にトマトに含まれているタンパク質が原因となって起こるアレルギーなのですが、口の中が痒くなったり、唇が腫れたり、酷い時には気道が腫れて息ができなくなってしまうこともあります。

スギやヒノキの花粉症の方は特に注意するようにしましょう。

ちなみに、生のトマトはだめでも、火を通してあるケチャップなら大丈夫という方も多くいます。
これは、火を通すことによってアレルギーを起こすタンパク質が変形しているからと考えられています。

ムリに生のトマトを食べずとも、栄養価の高いケチャップを食べられるのでしたらその方が良いので、適宜調節して食べるようにしましょう。

アレルギー

昔ながらの知恵で見分ける良いトマト

昔から愛されてきたトマト。

そのトマトの良い見分け方は……「お尻(果頂部)を見たときに、放射線状の筋が綺麗に出ている」「へたが緑色でピンとしている」ものが食べ頃の美味しいトマト。

逆に、へたが萎れて黒ずんでいるものは、収穫してから時間が経っているものですので、注意しましょう。