メニュー

「疲労回復」イカのタウリンを倍増させる昔ながらの知恵

生活で便利な知恵
「疲労回復」イカのタウリンを倍増させる昔ながらの知恵

おつまみに美容に!? 美味しくて疲れもとれる最強のイカの食べ方

塩辛にパスタ。そのまま焼いても良し、刺身にして食べてもよしの「イカ」。
実はこのイカ、上手く食べることで、タウリンが倍増。
さらにはコラーゲンも豚肉や牛肉を食べるよりも7倍も多く吸収できるようになるんです。

お酒のおつまみに。
美容と健康に。

昔からある、最強のイカの食べ方をお伝えします。

イカの栄養素

イカにはコラーゲンとタウリンがメインの栄養素として入っています。

コラーゲンはもちろん美容に。
そして、タウリンは肝機能を高め、疲労回復にとても役立ちます。

栄養を考えた食べ方は……

コラーゲンの9割はイカの「皮」に含まれているため、食べるなら「皮付き」で
このほとんどがコラーゲンでできたイカの皮は、牛や豚のお肉を食べるよりも7倍も吸収率が高いのです。

そして、肝臓内の中性脂肪を排出したり、疲労を回復したりと良い事尽くめのタウリンは、実は「ターメリック」と相性抜群。

ターメリックとは、カレーに香辛料に使われる、あの黄色い粉ですが、ターメリックに含まれるポリフェノールの一種「クルクミン」には、肝機能を強化する働きがあるため、イカと共に食べると、イカのタウリンをクルクミンがしっかりと運んでくれて、二重によい相乗効果が期待できるのです。

ターメリッック

心配なコレステロール値もは?

イカにはコレステロールが含まれていて、コレステロール値が気になる人には不向き……と言われることもありますが、タウリンにはコレステロールを下げる働きがあるため、差し引くとそれほど気にかける値にはなりません。

病気や健康診断などで数値が引っかかっている等の問題が無ければ、美味しく食べることが出来るでしょう。

一番のおすすめレシピは「イカのカレー炒め」

イカを栄養良く、そして味よく食べたいのなら、「カレー粉」で炒めるのが一番。

もちろん皮付きのまま、輪切りにして、カレー粉をかけてさっと炒めれば、タウリンもコラーゲンも逃さず、さらにはカレー粉のお陰で塩分も控えめな最強の料理ができます。
おつまみにも最適ですが、魚介類が苦手な子どもにも喜ばれる一品です。

【イカのカレー炒め】

■材料

  • イカ
  • カレー粉
  • ニンジン
  • セロリ
  • タマネギ
  • ニンニク

■作り方

①イカを皮付きのまま輪切りに。
脚は、食べやすいよう2~3本づつ切り分けましょう。

②ニンジンは2ミリ程度のいちょう切り、セロリは5ミリ程度の千切りに。
タマネギは薄切りにしましょう。

③鍋にバターを溶かし、ニンニクを炒め、香りがついたら、①のイカを炒めます。

④イカに色が付いてきたら、②の野菜を入れ、しっかりと炒めます。

⑤火が通ったらカレー粉をかけて、塩胡椒で味を調えて完成。

ニンニクの疲労回復成分。
ニンジン・セロリ・タマネギのアンチエイジング成分。
そこにイカのコラーゲンとタウリンが加わった、最強のおつまみです。

イカのカレー炒め

塩辛もおすすめ

本当は、塩分は控えたいところですが、塩辛も美肌向けの食材なんです。
イカの身や皮はもちろん、内臓が入って発酵してできる食べ物なのでビタミンAや鉄分が豊富になるんです。

ビタミンCと合わせると、さらにコラーゲンの吸収率が3倍になるので、ジャガバターのバターの代わりに塩辛を乗せて食べるのがおすすめです。

【イカの塩辛のおすすめレシピ】

★イカのジャガバター★

■材料

  • イカの塩辛
  • ジャガイモ

■作り方

①ジャガイモに十字の切れ込みを入れ、レンジか蒸し器でふかします。

②芯まで柔らかくなったジャガイモに塩辛を乗せて完成。

北海道の方では、ジャガバターの代わりに、イカの塩辛を乗せたジャガイモを食べることが多いそうです。
おやつに最適です。

★イカのもやし炒め★

■材料

  • イカの塩辛
  • バター
  • もやし
  • こしょう

■作り方

①フライパンでバターを熱し、もやしを炒めます。

②燃やしに火が通ったら、塩辛を入れます。

③生でも問題がないものなので、なんとなく火が通ったら完成。
仕上げにこしょうをふりかけます。

美味しくない塩辛を買ってしまったときなんかに役に立つレシピ。
おつまみに最適ですし、塩辛の塩分で塩いらずなので塩分の調整もできるので、健康志向の方にもおすすめです。

イカ料理2品

歯ごたえの変わるイカは切り方一つで年齢層も広がる

全身が筋肉のイカ。

イカの筋繊維は水流に沿って、縦に発達しています。
そのため、イカを横に切るとギュ……とした、歯ごたえのある食感に。
縦に切るとふんわりとした、柔らかい食感になるのです。

ですので、若い世代がおつまみとして食べるときには、横切り(輪切り)にして調理。
年配の方が食べる時には、縦に切って繊維を切って柔らかくしてあげましょう。

イカめし

※しっかり煮込めば横切りでも柔らかくはなります※