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貧血に効果的な昔ながらの知恵薬

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貧血に効果的な昔ながらの知恵薬

貧血の多くは、血液中のヘモグロビンの減少によって起こっています。
ヘモグロビンの合成に必要な栄養素としては鉄分が挙げられるのですが、この鉄分の不足によって貧血が起こっているのです。

貧血というと女性に多いイメージがあるかと思います。
実際に、貧血というのは女性に多いものです。
ただ、鉄分という栄養素の不足を考えると性別や年齢に関係なく、今の時代は誰にでも起こり得るものだといえます。
栄養バランスのとれた食事を心がけるだけではなく、昔ながらの知恵薬のパワーも借りていきましょう。
ここでは、貧血に効果的な昔ながらの知恵薬についてご紹介していきたいと思います。

醤油番茶

普段意識することはあまりないでしょうが、人間というのは常に呼吸をしています。
呼吸をしているからこそ、生きていられるのです。
呼吸をすることによって酸素を取り込んでいるわけなのですが、この酸素というのは血液中のヘモグロビンによって全身へと運ばれていきます。
それこそ頭のてっぺんから足の指先まで運ばれていくのです。
貧血のは鉄分の不足によって起こるという話をしましたが、鉄分が不足してしまうとヘモグロビンの数が減ってしまいます。
ヘモグロビンの数が減ってしまえば、ヘモグロビンが運ぶ酸素の量というものも減っていきます。
全身に酸素が行き届かなくなってしまうため、めまいや立ちくらみといった症状を伴う品貧血が起こってしまうのです。
醤油はその昔から貧血に効くといわれており、さまざまな知恵薬が受け継がれてきました。
醤油番茶もそのひとつです。
醤油に含まれる醤油多糖類というのは、鉄分の吸収を促進してくれます。
ただ、この醤油の薬効というのは醤油の中でも「天然醸造醤油」と記載されているものにしかありません。
その点は、注意しておきましょう。

では、醤油番茶の作り方についてご紹介していきましょう。

まずは、番茶5gほどを急須に入れて、お湯を注ぎます。
これを湯呑みに注いで、先でもお話しした天然醸造醤油を5mlほど混ぜて熱々のうちに飲みましょう。
これを1日に2回、空腹時に飲むようにしてみましょう。
醤油番茶はあくまでも鉄分の吸収を促進するための知恵薬です。
毎日の食事の中できちんと鉄分を摂取することが前提になってきますので、その点は忘れないようにしておきましょう。

シジミエキス

貧血の原因となるのが鉄分不足なのですが、その鉄分を補うために鉄分を豊富に含んでいる食材というものを考えるかと思います。
そこで多くの方が思い浮かべるのは、やはりレバーでしょう。
確かにレバーというのも効果的なのですが、昔の日本ではレバーというのはそう頻繁に食べられてはいませんでした。
肉食が当たり前になった今の時代だからこそ、レバーが候補に挙がってくるのです。
レバーが一般的ではなかった昔は、シジミが貧血の特効薬とされていました。
鉄分も豊富ですし、血液の材料になるビタミンB12も豊富に含まれています。
栄養面でもレバーといい勝負です。
シジミは味噌汁でいただくのが一般的ですが、薬効が高いのはやはりその成分を凝縮させたシジミエキスです。
多めに作り置きをしておいて、毎日飲み続けることによって貧血の改善だけではなく、予防にも効果的です。
マシジミ、ヤマトシジミとシジミにもいろいろな種類がありますが、種類による薬効の違いはありません。

では、シジミエキスの作り方についてご紹介していきましょう。

まずは、適量のシジミを用意して、砂出しをしておきます。
シジミと同じ量の水を鍋に入れて、水の量が半分になるまで煮ていきます。
水の量は半分になったらシジミを取り出して、冷蔵庫か冷凍庫で保存してきます。
取り出したシジミにもまだ薬効は残っているので食べてもOKです。
シジミエキスは1日3回、食前に飲むようにしましょう。
1回あたり15mlほどが目安になります。
保存期間の目安としては冷蔵庫であれば1週間ほど、冷凍庫であれば3ヶ月ほどです。
テレビコマーシャルでドロドロのシジミエキスを見たことのある方も多いでしょうが、あそこまでのインパクトのある味ではないかと思います。
もちろん、好き嫌いはわかれるかと思いますが、体にはいいものなので「良薬は口に苦し」ということで続けていきたいものです。