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つらい関節痛に昔ながらの対処法

健康の知恵袋意外な使い道
つらい関節痛に昔ながらの対処法

つらい関節痛に悩まされている方も多いかと思います。
特に、中高年の方にとっては身近な症状です。
体を動かす以上、常に関節を使うことになりますので、思っている以上に関節には負担がかかっているものです。

ただ、その関節痛をそのままにしていてもいいことはありません。
痛いばかりでむしろ日常生活にも支障が出てくるでしょう。
だからこそ、関節痛の症状が出たときには昔ながらの対処法を実践していきたいものです。

トウガラシの塗り薬

唐辛子の塗り薬

トウガラシの塗り薬というと、ちょっと怖い感じがするかもしれませんが、関節痛には非常に効果的です。
動き出したときに鈍い痛みを感じる場合、関節が弱ってしまっています。
そういった弱っている関節を冷やしてしまうと、周りの筋肉などがこわばってしまい、痛みを引き起こす老廃物や疲労物質がたまりやすくなってしまいます。
そうならないためにも、関節痛で痛むところを温めて、血流をよくしていきましょう。
痛みの緩和と予防をしていくことが大切です。
ご存知の方も多いでしょうが、トウガラシにはカプサイシンという辛味成分が含まれています。
トウガラシを食べると体が温まって汗が出てきます。
これはまさにカプサイシンの働きによるものなのです。
カプサイシンが血行を促進してくれるから、体が温まり、汗が出てくるのです。
トウガラシの煎じ汁を肌に塗れば、それだけでポカポカと温まってくるものです。
それによって、関節の痛みも和らいでくるでしょう。
では、トウガラシの塗り薬の作り方についてご紹介していきたいと思います。
まずは、トウガラシ3個を手で適当な大きさにちぎっていきます。
それを小さな鍋に入れておきましょう。
その鍋に200mlほどの水を入れて、水の量が半分になるまで煎じていきます。
関節痛で痛みを感じるところにごま油やベビーオイルなどを塗っておき、その上から冷ましたトウガラシの煎じ汁を塗っていきます。
トウガラシの煎じ汁は、冷蔵庫で保存することができます。
1週間を目安に、使い切るようにしましょう。
ただ、トウガラシの塗り薬は刺激が強いものなので、肌の弱い方はトウガラシの量を半分にしてトウガラシの塗り薬を作っていきましょう。
トウガラシの量を半分にしてもまだ刺激が強いという場合には、他の方法を検討したほうがいいでしょう。

サンショウ湯

「サンショウは小粒でもピリリと辛い」ということわざでもよく知られているサンショウですが、実はこのサンショウを使ったサンショウ湯も関節痛に効果的です。
サンショウを口にしたときのピリっとする感じは、サンショウに含まれているサンショオールという成分によるものです。
麻酔に似た働きを持っていることもあり、サンショウの実を食べると舌が痺れたように感じるのです。
通常、サンショウというとサンショウの実を思い浮かべるでしょう。
しかしながら、サンショウの実に含まれているサンショオールは、サンショウの葉にも含まれています。
サンショウの葉を何枚かネットに入れてお風呂に浮かべておけば、いつものお風呂が関節の痛みを和らげてくれる薬湯に変身するのです。
サンショオールが皮膚を刺激してくれますので、湯冷めもしにくくなります。
ただ、成長した葉にはトゲがありますので、取り扱う際には注意しておきましょう。

ゆず湯

ゆず湯

ゆず湯自体には入ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。
自宅でも楽しむことができますし、温泉にゆずがそのまま放り込まれているということも多いものです。
実は、このゆず湯も関節痛によく効いてくれるのです。
通常、ゆず湯というのは冬至の伝統行事ということで年に1回入るくらいのものです。
しかしながら、ゆず湯は年に1回だけではもったいないほどの効能を持っているのです。
ゆずの香り成分であるビネンシトラールがお湯に溶け出し、肌を刺激してくれるのですがこれによって血行がよくなっていきます。
しかも、湯冷めもしにくくなりますので、関節の痛みがぶり返しにくくなるのです。
新陳代謝も高まりますし、冷え性や神経痛といった体の不調にも効果を発揮してくれることでしょう。
ゆずの爽やかな香りには、リラックス効果も期待できます。
ゆずを輪切りにして、お風呂に浮かべるだけという手軽さも嬉しいポイントです。
ゆずの香り成分や薬効は思っている以上に長持ちしますので、3回くらいは使い回すことができるでしょう。
年に1回といわず、何回でも入っておきたいものです。